起動しないときのコマンド操作 Windows XP
[記事公開日]2013/09/24
[最終更新日]2013/09/25
セーフモードでも起動しないときは、起動ディスクや回復コンソールを使用して、何とか立ち上げを試みましょう。次のコマンドが、回復コンソールで使えるそうです。終了させる(回復コンソールを終了し、コンピュータを再起動させる)ときは、必ず「exit」と入力してください。
「help」で、「ヘルプ」機能が動きます。
コマンド | 説明(コマンドの説明と書式) |
Attrib | ファイル・フォルダの属性変更。 |
attrib [+R|-R] [+S|-S] [+H|-H] [+C|-C][ [<ドライブ>:] [<パス>] <ファイル名>] | |
Batch | テキストファイルで指定されたコマンドを実行。インプットファイルで指定するテキストファイルにコマンドを書き、その結果をアウトプットファイルで指定したファイルに書き込む。アウトプットファイルを指定しないときは画面に表示される。 |
batch <インプットファイル(ドライブ:\パス\ファイル)> [<アウトプットファイル(ドライブ:\パス\ファイル)>] | |
Bootcfg | ブートファイル(boot.ini:通常はC:\BOOT.INIにあるが、見えなくなっている)の内容編集と修復。「システムのプロパティ」→「詳細設定」→「起動と回復」でも、ほとんど同じことができるらしい。 |
bootcfg <パラメータ> | |
カレント(現在の)ディレクトリ名の表示と変更 | |
cd [<ドライブ>:] [<パス>] [ .. ] | |
Chkdsk | ディスクを調べて、現在の状態を表示。 |
chkdsk [<ドライブ>:] [/p][/r] | |
Cls | 画面の表示をクリア |
cls | |
Copy | 一つのファイルをコピーする。 |
copy <コピー元(ドライブ:\パス\ファイル)> [<コピー先(ドライブ:\パス\ファイル)>] | |
Delete(Del) | 一つのファイルを削除する。 |
del [<ドライブ>:] [パス] <ファイル> | |
Dir | ディクトリ内のファイルとサブディククトリの情報を一覧表示。ワイルドカードも使えます。 |
dir [<ドライブ>:] [パス] <ファイル> | |
Disable | サービスやデバイスドライバを無効にする。 |
disable [<サービス名>|<デバイスドライバ名>] | |
Diskpart | ハードのパーティションの管理。 |
diskpart [/add|/delete][デバイス名|<ドライブ>:|パーティション名][サイズ] | |
Enable | サービスやデバイスドライバを有効(起動)する。 |
enable [<サービス名>|<デバイスドライバ名>][スタートアップタイプ] | |
Exit | 回復コンソール使用時は、回復コンソールを終了し、コンピュータを再起動する。 |
exit | |
Expand | 圧縮されたファイルを展開する。(CABファイルからドライバファイルを取り出すときに使用) |
expand <展開元>[/f:<取り出すファイル(ワイルドカードOK)>][<展開先>][/d]「/y」 | |
Fixboot | 指定したパーティションに、新しいパーティションン ブート セクタを書き込む。 |
fixboot [<ドライブ>:] | |
Fixmbr | 指定したディスクのマスターブート レコードを修復。デバイス(ドライブ)は、「map」コマンドから取得してください。 |
fixmbr [<デバイス>] | |
Format | ディスクをフォーマットする。ただし、FDは初期化できない。 |
format [<ドライブ>:][/q][/fs:ファイルシステム] | |
Help | 回復コンソールで使えるコマンドの一覧とその使い方説明を表示。 |
help [<コマンド名>] | |
Listsvc | コンピュータで利用可能なサービスとドライバの一覧表示。 |
listsvc | |
Logon | インストールされているWindowsにログオンする(管理者のパスワードが必要。三回連続で間違えると、回復コンソールが終了し、再起動するようです) |
logon | |
Map | fixbootやfixmbrでカツヤクする、物理デバイス名へのドライブ文字のマッピング表示。 |
map [arc] | |
Mkdir(Md) | ディレクトリを作成 |
md [<ドライブ>:]<パス> | |
More | テキストファイルを表示。(「Type」と同じ役割) |
more [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル> | |
ネットワーク共有をドライブ文字に接続。 | |
net use [\\<コンピュータ名>\<共有名>[/user:[<ドメイン名>\]<ユーザー名>]<パスワード>|[<ドライブレター>][/d] | |
Rename(Ren) | 一つのファイルの名前を変更。(ワイルドカードは使えません) |
ren [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル名(変更する前の名前)> <ファイル名(変更する後の名前)> | |
Rmdir(Rd) | ディレクトリの削除。(ワイルドカードは使えません。空のディレクトリ(中に、ファイルとかサブディレクトリがなくて、ディレクトリしかない状態。)じゃないと誤動作を起こすかも?) |
rd [<ドライブ>:]<パス> | |
環境変数の表示と設定。 | |
set [変数名=[文字列]]] | |
Systemroot | 現在ログオンしているシステムのsystemrootディレクトリを、現在のディクトリに設定 |
systemroot | |
Type | テキストファイルを表示。(「More」と同じ役割) |
type [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル> |
※コマンドのところにリンクが張ってないのは、回復コンソールでしか使えないコマンドです。詳しいリファレンスは、Windows XPのヘルプなどを参照ください。リンクが張ってあるのは、コマンドラインなどでも使えるもので、使用例などのリファレンスがリンク先にあります。
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